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2007年 02月 02日
文字や言葉以外の方法で、気持ちや意図が誰かに伝わる事って、メッセージを送った側、送られた側どちらにとっても嬉しい事だと思いませんか?
それは友達や家族だけの関係に限らず、作品を通して、それを表現する側と受け取る側という関係においてもそうだと思います。悲しい曲を弾いて、聞く人が楽しく感じてしまったら、それは表現者の力量(あるいは聞く人のセンス)もあるけれど、単純にお互いがっかりしますよね。 「あの映画のあのシーンっぽい雰囲気だな」と感じたあるバレエ公演で、演出家がその映画を参考にして作ったとインタビューに答えていたのを、公演後のパンフレットを読んで知った時から、作る人の意図とかイメージを意識して鑑賞するのが楽しくなりました。 中でもラーメンズは、作った人(小林さん)の意図するものをあれやこれやと考えながら見ると楽しい作品が多いです。とても巧妙、緻密に出来ており、小林さんも考えに考え抜いて作っているのでしょう。そんな彼に負けじと、ライブの常連さん達も、作品分析好きな人が多くて、私もその内の一人。でもあまりにも考えすぎて、まったく違う方向に走っちゃう場合もたまにあるんですよね。そうするとちょっぴり疲れちゃう。 それにいつもライブ帰りに「あの作品はこんな意図なのか?」と悶々と考える私を尻目に、「楽しかったね〜!」って純粋にウキウキ帰る事の出来る友達もちょっと羨ましかった。だからあえて何も考えずに、気楽に楽しもうと意識して今回のライブに行って来ました。 ラーメンズ第16回公演『TEXT』 作・演出;小林賢太郎 出演;片桐仁/小林賢太郎 ※以下、ラーメンズ「TEXT」ネタバレややあり。 初日という緊張感と、久々の本公演ということで、客席もちょっと落ち着かない雰囲気の中、無理矢理にでも気楽な気持ちで見ると、単純に笑ったり、感心したり出来てすごく楽しかった。でも一番最後のコントだけが、それ以外のとちょっと違う感じ。「?」な気持ちを抱え、腑に落ちないまま帰宅しました。どうしても気になって、ファンの方のブログを読んで納得。そしてショック。 ここ数年のラーメンズは(MacのCMを除き)それぞれ一人で活躍していました。ファンはそれぞれの活躍を見守りつつもやっぱり2人一緒のライブが見たくて、彼らはそれもわかっていた。そして2年振りの「TEXT」。その気持ちを表現し、ファンに対するメッセージを含めたコント、それが最後の作品だったのです。 ショックだったのは、ちょっと考えればすぐ気付く内容だったのに「何も考えないで楽しもう」と意識しすぎのあまり、その意図を読み取れなかった自分に対して。ぐるぐる考えすぎて疲れてしまっても、やっぱり自分は「考えながら」鑑賞するスタイルが好きなんだと実感しました。「男子はだまってなさいよ!」だけは別ですけどね。 2月3日 追記: 「その気持ちを表現し、ファンに対するメッセージを含めたコント、それが最後の作品だったのです。」と断言してしまいましたが、本当にそうなのかどうかは、小林さん本人にしか解らない事ですよね。でもそういう風に感じたファンは確かに多かったみたいです。
by inap3
| 2007-02-02 19:17
| 見ちゃったざます。
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